ご希望の動物園情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

旅探
動物園
トップページへ戻る
トップページへ戻る

動物園情報

旭川市旭山動物園(北海道)



旭川市旭山動物園」(あさひかわしあさひやまどうぶつえん)は、国内だけでなく海外からの来園者も多い注目の動物園です。日本最北の小さな市立動物園で、展示されている動物もいたってポピュラー。にもかかわらず、旭山動物園が人々を引き付ける要因は、「動物のありのままの姿」を見てもらおうと試行錯誤を繰り返し、独自に完成させた「行動展示」と呼ばれる展示方法にあります。

伝えるのは、動物本来の"命の輝き"

伝えるのは、動物本来の命の輝き

「旭山動物園って面白いと聞くけれど、どういいの?」-そう思っている人も多いのではないでしょうか? 旭山動物園の面白さは、ズバリ、「動物のすごさ、美しさ、尊さ」をありのまま伝えることを信念に、「その動物が進化の過程で獲得した特徴的な行動を引き出す」という行動展示にあります。旭山動物園が伝える「動物のすごさ」とは、絵を描く象や二本足で立つレッサーパンダといったものではありません。もちろんそれはそれで、その個体の個性や能力の高さに驚き感動するとともに、動物も人間と同じで様々な個体の集まりだとわかり、興味深いものです。しかし、そういったこととは別の、もっと根本的なところ、人間などよりずっと速く泳げ、速く走れ、高くジャンプする能力など、本来、その動物に備わっているすごさや美しさを、旭山動物園の動物たちはまるで「見て、見て」と言わんばかりに、私たちに見せ、伝えてくれるのです。

例えば、それはどんなこと? その疑問には、旭山動物園のいくつかの見どころの紹介で答えましょう。

"回遊魚ほどの速さ"で水の中を"飛ぶ"「ペンギン」

回遊魚ほどの速さで水の中を飛ぶ「ペンギン」

ペンギンといえば、ずっとじっとしている、歩いたとしてもヨチヨチ歩きといったイメージが強いのではないでしょうか。しかし、野生のキングペンギンは、イカやタコなどの餌を捕るために、何と300m以上も潜水します。そして、地上の姿からは想像もできませんが、水の中では、回遊魚と見間違えるほどの猛スピードで泳ぐのです。旭山動物園の「ぺんぎん館」では、360度見渡せるアクリルの水中トンネルで、その本来の姿を現したペンギンたちに出会えます。まさに、ペンギンは水の中を飛ぶ鳥だということが実感でき、思わず目は釘づけです。

また、冬期期間中の人気企画、「ペンギンの散歩」も、決して無理やり歩かせているわけではありません。野生のペンギンは、餌場である海まで集団で長距離を移動し、戻っていきます。移動中は捕食をせず、陸上には天敵もいないため、ヨチヨチとした愛らしい歩き方になるのです。ペンギンの散歩はこの習性を生かしたものです。

木をコツコツ叩く「キツツキ」。実は"その後"が面白い

木をコツコツ叩く「キツツキ」。実はその後が面白い

キツツキは、その名の通り、木をコツコツと叩く習性があり、これは、叩いた時の反響音で、餌となる虫が潜んでいる穴を探し当てるためです。驚くのは、実は"その後"です。穴の奥にいる虫を細長いくちばしを使ってついばむのかと思いきや、何と長い舌を伸ばして餌を吊り上げて食べるのです。これを実際に見ると、こんなに上手に餌を吊り上げるのかと、本当に驚きます。旭山動物園では、この様子が見事にわかる展示がされています。

真下から見る「もうじゅう館」

真下から見る「もうじゅう館」

トラ、ライオン、ヒグマ、そしてアムールヒョウやユキヒョウがいる「もうじゅう館」は、実は通路にせり出した金網の下も、絶好の観察ポイントになっています。なぜ、このような展示になっているかというと、ネコ科の動物が他の動物に対して優位に立つために、木の上など高い場所で昼寝する習性を利用したものだからです。真下からなら、普段は見られないヒョウの腹や足の肉球まで観察できます。

森を再現しなくても見られるチンパンジー本来の姿

森を再現しなくても見られるチンパンジー本来の姿

夏期開園中に限られますが、2006年にお目見えした「チンパンジーの森」も見どころたっぷりです。高さ16mの鉄柱と「スカイブリッジ」と呼ばれる空中に掛けた橋などを組み合わせた鉄製のジャングルが舞台です。「何だ、本物の木じゃないのか」とあなどるなかれ。チンパンジーは賢くかつ好奇心旺盛。そんな彼らの予想のできない行動を、この鉄製ジャングルは見事に引き出し、まるで自然の森で遊んでいるかのようなのです。チンパンジー本来の息づかいと躍動感を観察でき、とても面白く、興味が尽きません。さらに人と動物を隔てるのは1枚の透明なアクリル板だけという透明な空中トンネルもおススメです。

眼の前でホッキョクグマがダイブし、アザラシは上下に行ったり来たり

眼の前でホッキョクグマがダイブし、アザラシは上下に行ったり来たり

その他にも、楽しみどころはたくさん。入園者の頭半分が水面上に出るように工夫された「ほっきょくぐま館」の水槽では、300kgのホッキョクグマがまるで襲いかかってくるかのように観察者に向かってダイビングしてきます。「あざらし館」では、アザラシが上下に行ったり来たりする美しい「マリンウェイ」を見せてくれ、「サル山」では、サルたちが遊ぶ遊具と全く同じものが隣に設置され、同じように遊べたりもします。さらに、キタキツネが斜面に穴を掘って潜む習性を利用した観察トンネルなどなど。旭山動物園の面白さは、こういった行動展示が常に改善され提供されているところ。何度訪れても見応えたっぷりの動物園です。

CXg