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カバの赤い汗のヒミツ



ずんぐりした体とつぶらな瞳、そのユーモラスな外見が何とも言えず愛らしく、動物園に行くと必ず見に行くという人も多い「カバ」。陸上で、のんびり寝そべっている姿に、「穏和で動きの鈍い草食動物」といったイメージが先行しますが、野生のカバは獰猛な面も持っており、自分の縄張りに侵入したものは、同じカバのみならず、ワニや人であっても攻撃することがあるそう。そんなカバは、時折、キラキラ光る、一見すると「血」にも見える液体を全身からポツポツと吹き出します。一瞬、「汗?」と思いますが、寒さ吹きすさぶ日にも出しています。これ、いったい何なのでしょう?

カバの特徴

カバの特徴

カバが出す赤い液体は、実はカバの「ある特徴」を補うものです。では、まずその特徴から。

カバとは
カバとは、「哺乳網・偶蹄目・カバ科」の動物で、アフリカのサハラ砂漠以南の湖や河、沼に生息しています。目と耳と鼻の穴が顔の上側にあるため、体が水中にあっても目と鼻だけを水面に出して呼吸することができます。泳ぎも潜水も得意で、6分間ほど潜っていることもできるそう。また出産も水中で行なわれ、子どもは水中で乳を飲みます。
体の大きさ
体長約3.5~4m、体重2~3t
カバの生活
水辺に5~15頭、ときには30頭ほどの群れをつくり暮らし、夜行性で日中は水中ですごし、夜になると陸に上がり草などを食べます。
「鼻・目・耳」の位置と「皮膚」に注目
180度近く開く口も個性的ですが、「鼻・目・耳」が水上に出やすいように頭の上に一直線についているのがカバの最大の特徴でしょう。同じカバの仲間で、世界三大珍獣のひとつとされる「コビトカバ」は、カバの原始の姿と言われますが、このコビトカバは、出産も哺乳も陸上で行なうからか、耳も目も横についています。コビトカバは発見から歴史が浅いのではっきりとしたことはわかっていませんが、カバの進化の過程で、鼻・目・耳が頭の上に一直線につくようになったのかもしれません。

そしてもうひとつ大きな特徴が、動物の多くは、皮膚が体毛で覆われていますが、カバにはそれがないことです。

カバの赤い汗のヒミツ

カバの赤い汗のヒミツ

実は、カバが体から分泌しているのは、「皮膚に体毛がない」ことに深く関係しています。あの赤い液体は、私たちが体温調節をするために流す汗ではなく、体を保護するローションの役割をする油なのです。研究によると、カバは体毛がないため、紫外線や乾燥に弱く、それを補うための機能のようです。赤い色も、血液ではなく、一種の色素で、赤い色素は紫外線を通さないため、強い日光から皮膚を保護し、細菌の感染を防ぐ役割も持っているようです。

「カバ」に会いに行こう

「カバ」に会いに行こう

動物園の人気動物といえば「ゾウ」「カバ」「キリン」の時代がありました。しかし近年、様々な珍獣たちが日本にやってきたため、カバの人気は下がり気味だそう。しかし、日本の動物園には、話題性たっぷりのカバたちがいます。「個」に注目し、会いに行ってみませんか?

3代目重吉・2代目福子(名古屋市東山動物園
「2代目重吉と初代福子」は、19頭の子どもを残し、カバの国内最多産記録をつくりました。日本のカバの約6割はこの子孫です。現在の重吉・福子も人気者です。
百吉(旭川市旭山動物園
長崎バイオパークから2013年7月にやってきたオスの百吉。巨体ながら、陸上では犬のように速く走り、泳ぎも俊敏で、その落差が魅力のよう。旭川市旭山動物園開園以来の人気者、メスのザブコとともに、旭川市旭山動物園の新しい"顔"として活躍中です。
希望子(キボコ)(姫路市立動物園
1983年生まれのメス。性格はおとなしく、リンゴが大好き。口の中にいっぱい溜めるまで飲み込まないそう。豊橋総合動植物園の大吉と豊子(名古屋市東山動物園の先代重吉・福子の第11子)の子です。

カバの名はどういうわけか、日本風の名前が多いようです。これも、名古屋市東山動物園の先代重吉・福子の影響でしょうか。

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