施設検索/ホームメイト・リサーチ

ご希望の動物園情報を無料で検索できます。

ホームメイト動物園リサーチ

動物園情報

「キララ」と「クララ」のストーリー/
到津の森公園



チンパンジーは、どこか人間臭さが漂うところが、私たちの心をとらえる動物です。どうやら、彼らは私たちに近い分だけ、人間社会と共通する問題や悩みも抱えてしまうようです。到津の森公園にいる双子のチンパンジー「キララ」と「クララ」の物語を紹介しましょう。

双子のチンパンジー「キララ」と「クララ」

双子のチンパンジー「キララ」と「クララ」

大分県にある到津の森公園のチンパンジーの中に、双子の姉妹「キララ」と「クララ」がいます。同じ親から生まれて、同じように育てられた彼女たちは、ほぼ同じ時期にメスの子どもを産みました。

キララの子は「サクラ」、そしてクララの子は「モモ」です。

同じ時期に子どもを産むなんて、やはり双子だなと思いますが、ここからが違っていきます。

クララはモモを大切に育て始めたのに対し、キララはサクラを抱くことができなかったのです。そう、育児放棄です。

これは、キララとクララの性格の違いにあったようです。クララに比べて甘えん坊だったキララは、出産しても、自分に何が起きたのかわからず、小さなわが子の存在にびっくりし、どうしていいかわからなかったのだといいます。

その結果、いとこ同士のモモとサクラは、その後、全く異なる成長をしていくのです。母親の愛情をたっぷり受けたモモは、チンパンジーの子として普通に成長したのに対し、サクラは担当の飼育員を母親のように思い、片時もそのそばから離れなかったといいます。

動物の世界にも、命をつなぐことの難しさがあります。

CXg