ご希望の動物園情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

旅探
動物園
トップページへ戻る
トップページへ戻る

動物園情報

冷凍動物園



「冷凍動物園」って何? まず真っ先にそう思いますよね? 実は、近年、この冷凍動物園を併設する動物園が増えています。さて、それは何なのでしょうか?

動物園に設置されている大きな魔法瓶の正体とは?

動物園に設置されている大きな魔法瓶の正体とは?

2005年に開催された愛知万博で、永久凍土から掘り起こされた氷づけの「ケナガマンモス」が展示され、話題になりました。冷凍動物園と聞くと、こういった氷づけにした動物を展示する施設を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、そういったものではありません。

いろいろな動物の精子や卵子、受精卵から発生した胚、皮膚などの細胞を継代培養したものを、マイナス196度の液体窒素で冷凍保存する施設のことです。正確に言うと、ほとんどの動物園の場合、施設と言えるほど大規模なものは少なく、大きな魔法瓶のようなものが設置されています。

日本の冷凍動物園

日本の冷凍動物園

これは、日本においては、環境省のプロジェクトとして取り組まれているもので、希少動物の細胞・遺伝子を残す計画が進められているのです。例えば、ある動物園で死んでしまった国内の絶滅危惧野生動物の細胞は、国立環境研究所によって保存されています。そして各動物園では、その他の野生動物に関して、配偶子・細胞・遺伝子などを独自に保存しているのです。

これらの細胞・遺伝子は、将来的に種の復元を行なったり、これから起こると思われる環境変化からその種がどれだけ影響を受けるかということを細胞レベルで調べる研究などへの活用が可能となります。

世界の冷凍動物園

世界の冷凍動物園

世界で最も活発に冷凍動物園の活動が行なわれているのは、アメリカのサンディエゴ動物園です。この施設は25年の歴史を持ち、7,600個体の細胞が保存されています。そのほとんどは哺乳類ですが、近年は、鳥類や爬虫類の細胞保存にも力を入れているそうです。

また、英国自然史博物館は、2004年7月からロンドン博物学協会やノッティンガム大学の協力を得て、「冷凍箱舟」の名前のもと、国際自然保護連合IUCNの希少動物リストに従い、絶滅の危機にある動物のDNAや組織サンプルを収集し、冷凍保存する活動を開始しています。冷凍博物館ではなく「冷凍箱舟」と命名されているのは、無脊椎動物から脊椎動物まで非常に幅広い動物種のDNA保存を目指しているからです。

CXg