皆に親しまれている無料の動物園
京浜急行日の出町駅から徒歩10分、JR桜木町駅からは15分ほどの所にある無料の動物園です。途中には横浜中央図書館があり、動物園までは急な坂をのぼっていきますが、途中、街路樹が植えてありきれいに舗装されているので良い散歩コースになっています。上からはみなとみらいが見渡せる景観のよい場所にあります。昭和26年開園とのことで今年70周年を迎える歴史のある動物園ですが、当時の豪商の邸宅だったとは信じがたいほど広大な敷地に100種類以上もの動物が飼育されています。100種類もの動物に会えて無料の動物園はなかなか無く横浜市民に限らず私も含め子供から大人まで皆に親しまれ、いつもたくさんの来場者でにぎわっています。
園内を入るとまずレッサーパンダに会えます。普段は木の上で寝ていることが多いとのことですが、運がよければ食事をしている所や遊んでいる姿を見ることができ、いつも人だかりしている人気のコーナーです。キリンやシマウマ、ライオンやシロクマなど代表的な動物はもちろんベビやワニガメ、ワニなどの爬虫類や、個人的に大好きな鳥類の種類もたくさん見ることができます。大鷲やふくろう、特にピンクがとてもきれいなフラミンゴ、ニューカレドニア島の森林しかいない飛べない鳥「カグー」は特に印象的で、長い時間観察してしまいました。カグーは初めて知った鳥でしたが、グレーの羽の卵形のふっくらした体型で、短い足ですが意外と速くチョコチョコ走る姿はとてもかわいく連れて帰りたくなりました。大鷲などの大型鳥類も、空高く飛んでいるか、図鑑の中でしか見たことがなく、背の高い大きな檻の中にいて少し気の毒な気もしましたが、実際に近くで見れる機会はほとんどなかったのでよい経験になりました。園内中央に進むとペンギンコーナー、なかよしコーナーがあります。ペンギンは愛らしい姿がかわいく、池に入っても歩いても歓声が上がるほど人気です。なかよしコーナーでは20分毎の人数制限制ですがモルモットやハツカネズミ、ウサギなどの小動物とふれあうことができて3歳以上であれば、小さなお子さんでも参加できます。
帰りには出入り口にあるショップでは軽食やお土産を購入できますが、園内にいる動物のぬいぐるみが販売しており、そこでカグーのぬいぐるみを見つけ、思わず購入し連れて帰りました。