富士サファリパーク

富士サファリパークは日本に数あるサファリパークの中でも最大級の大きさを誇ります。
屋外に設定された「サファリゾーン」を、マイカーや、専用バス、4ＷＤ車のサファリナビゲーションカーなどで走行することで、間近に動物を観察することが可能。他にも動物たちと楽しめる「ふれあいゾーン」も。

富士サファリパークは静岡県裾野市にあり、周辺には富士山子どもの国、まかいの牧場、ぐりんぱ、スノータウンイエティなどのアウトドアで遊べるスポットが数多くあります。少し足をのばせば富士五湖もあり、富士山麓の雄大な自然を満喫できることでしょう。
また、裾野市はその名の通り、富士山の裾野に位置するため、どこからでも富士山の姿を拝むことができます。
富士サファリパークのCMでは、ゆうゆうと歩くゾウの後ろにそびえたつ富士山が印象的です。

富士サファリパークまでのアクセスは、車が便利です。御殿場インターからは25分程で到着。
東京方面からでしたら、旅行会社が設定しているバスツアーも数多くあります。サファリパークだけでなく、まかいの牧場でのバーベキューや、地ビールの飲み放題がセットになっているプランもあり、初めての訪問でも安心して楽しむことができるでしょう。

富士サファリパークの見どころは、ライオンやクマ、チーターなどの猛獣たちがのびのび暮らす生活を間近に見られる「サファリゾーン」です。

ジャングルバスに乗れば、コースの途中でクマやライオン、草食動物へのエサやりをすることができます。人気のコースとなるため、公式ホームページからのウェブ予約がおすすめ。

富士サファリパークの中には「ふれあいゾーン」もあり、カピバラやアカカンガルーなど多数の動物たちと、直接触れ合うことができます。ふれあいゾーンには、別料金で楽しめる「イヌの館」「ネコの館」「ウサギの館」も。

ライオンの赤ちゃんが生まれると、期間限定でのイベントが開催されます。赤ちゃんたちがじゃれあう姿やミルクを飲む姿を観察でき、ライオンの赤ちゃんと一緒に写真が撮れる「ふれあい撮影会」も開催。

富士サファリパーク内は、ペット預かりのサービスも。基本的に園内はペットの同伴ができません。
室内で個別の有料ゲージと、屋外で個別の無料ゲージが用意されています。

レストランも3店舗あり、その中のサファリレストランには低アレルゲンの「サファリカレー」があります。アレルギーを持っているお子様でも、安心して食事が楽しめるのは嬉しいですね。

富士サファリパークは昭和55年（1980年）の4月に開園しました。

平成16年（2004年）にはゼブラ模様の4ＷＤ車で、サファリゾーンを周遊できる「サファリナビゲーションカー」が導入されました。
タッチパネル式のタブレット端末を操作して、動物の説明を聞きながら進むことで、より間近に迫る動物たちの生態を知ることができます。

それまでは、世界中から集まった動物たちがのびのびと暮らすエリアへはジャングルバスと呼ばれる窓ガラス部分が金網になっているバスに乗るか、自分自身が乗ってきたマイカーでまわるかのどちらかでした。
サファリナビゲーションカーの登場により、自分たちのペースでサファリゾーンをめぐりながら、動物たちの説明が聞けるようになりました。

同じ年、サファリゾーンの中に「ライオンゾーン」と「クマゾーン」が誕生。翌年の平成17年（2005年）に飼育員がクマに襲われる事故が起こりますが、クマ舎の改修工事などを行ない、より安全対策に努めるように改善が行なわれています。

平成24年（2012年）普通（黄色地に黒斑点）のヒョウの両親より2頭のクロヒョウ（黒い毛色のヒョウ）が生まれました。
同年には、日本国内で5例目となるアジアゾウの出産に成功。富士サファリパークでは初めての出産となります。