親子連れで、特に象の「ふくちゃん」を見てほしい福山の動物園
昨秋、私たち夫婦と3歳の保育園児の息子、0歳の娘で広島県の福山市立動物園に行きました。どこがいいか、動物園ガイドブック等で調べましたが、ここは敷地面積もそれほど広くなく、小さな子ども連れでも1時間もあれば、十分に回れるとのことでした。その割には、約60種、360の動物がいるということも気に入りました。そして、3歳児ぐらいが喜びそうなペンギン、象、キリン、トラ、ライオンなどもいるというので、この動物園に行くことに決めました。また、妻はオムツ台があり、ベビーカーも安価(100円)で貸し出しがあるということで賛成してくれました。
着くと、この動物園でも、小動物とのふれあいを大切にしておられ、テンジクネズミとまだ生まれて間もないインドホシガメを2人の子どもに触らせてもらいました。息子はテンジクネズミについては怖がるかなと思っていましたが、進んで触れてみることができました。そして、くすぐったくて、大きな声を出して笑っていたのを覚えています。飼育係の人も慣れておられるのか、小さい子どもにもとても分かりやすい説明でした。娘は別として家族みんながこのカメを通して、は虫類の特徴を少しですが理解できたと思います。
また、子どもたちはこちらが喜ぶだろうと予想していた動物は、やはり興味を持って見ていました。猛獣もやや怖がりながらもしっかり見ていました。そして、この動物園で一番の人気者である象の「ふくちゃん」はとてもでかいなと言って、食い入るように見つめていました。子どもは動物の形や模様もですが、小さな子は、その大きさに目が向けられるようです。
ちなみに、この「ふくちゃん」の人気の秘密は日本にいるただ一頭のボルネオ象ということで、福山の皆さんに一人の住民のように愛され、親しまれているからだそうです。また、来園者には一般によく見るアフリカ象にはない、ふさふさの前髪がかわいらしく、ユーモラスだという感じを与えているのも大きな理由の一つだということでした。
そして、動物園にほぼ隣接した形で遊具の多い無料の公園もあります。こうした点からも親子連れで行くのに、ぜひお勧めしたい動物園です。
なお最後に、開園は9:00〜16:30で、休園日は火曜とのことでした。また、大人は入園料520円ですが、中学生以下は無料です。そして、3〜5月と9〜11月の間は休園日はないというのもすばらしいと思いました。