映画「いのちスケッチ」の動物園!
大牟田市動物園は、熊本県との県境に近い福岡県大牟田市昭和町163番地の延命公園内にあります。別名「延命動物園」とも呼ばれています。この動物園の最大の特徴は、「動物福祉を伝える動物園」をコンセプトに運営がなされているということです。『動物福祉とは、動物が精神的にも肉体的にも健康であり、環境と調和していること』(大牟田市動物園ホームページより)
何とこの大牟田市動物園は、映画化され2019年11月に全国ロードショーとなりました。映画の題名は「いのちスケッチ」で、佐藤寛太主演で、他に藤本泉、芹澤興人、須藤蓮、林田麻里、前野朋哉、塩野瑛久、大原梓、今田美桜、風間トオル、高杢禎彦、浅田美代子、渡辺美佐子、武田鉄矢といった豪華キャストで製作されました。おおざっぱなストーリーは、漫画家を目指していたが挫折して帰ってきた主人公が、この動物園でアルバイトをしているうちにその理念を理解していく。動物園の運営の危機に直面して、この取り組みを伝える為にもう一度漫画を描こうとする、といった感じだったと思います。
さて実際の動物園ですが、比較的こぢんまりとした動物園ですが、逆にのんびりとお子様連れで一日楽しむことができるのではないでしょうか。園内の動物には大型ネコ科動物もいて、なかなか見応えがあります。中でもホワイトタイガーが一番の目玉です。どっしりと横たわる姿はかなりの迫力があります。他にも大型走鳥類のエミュー、かわいいレッサーパンダ、オオカンガルー、ツキノワグマ、フタユビナマケモノ、ライオン、アムールヒョウ、などなど。ゴマフアザラシがプールの底に寝そべっている姿はユーモラスで笑えます。モルモット、ウサギなどの触れ合いコーナーもあり、ケズメリクガメ、ワニガメ、カミツキガメなど亀もいます。またマンドリル、サバンナモンキー、ブタオザル、フサオマキザルなど霊長類も充実しています。
これらの動物たちが、動物福祉の理念の下に生き生きとした姿を見せてくれています。