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  • 悪性カタル発熱
    あくせいかたるはつねつ

    「悪性カタル発熱」とは、ウシ亜科、シカ科の動物に重篤な症状を引き起こす伝染病。原因はヘルペスウイルスであり、「野生動物由来型」と「羊随伴型」の2種類に分類される。「野生動物由来型」は、ヌーなどウシカモシカが自然宿主となっている、ウシカモシカヘルペスウイルス―1が原因。「羊随伴型」は、羊が自然宿主となっている、ヒツジヘルペスウィルス―2が原因である。「悪性カタル発熱」は、ヌーや羊の自然宿主では症状を示さないのに、牛や鹿の甚急性の場合、急死する場合も。多くの場合、突然の発熱、角結膜炎や口腔、陰部粘膜のびらん、潰瘍、神経症状などの症状が出て、数週間以内に死亡する。「悪性カタル発熱」に有効な治療法は無い。そのため、感染源である羊と感受性動物である牛や鹿などと接触できないような飼育を行ない、ウイルスが拡散しないようにすることが1番の対策となる。

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