動物園用語辞典
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アレナウイルス
あれなういるす「アレナウイルス」とは、アレナウイルス属アレナウイルス科に入るウイルスの総称。ウイルス粒子の中に宿主のリボソームが混じり、電子顕微鏡で見ると砂の粒のように見えることから、ラテン語にちなみ命名された。遺伝子は、31Sと22Sの一本鎖RNAを持つ。リンパ性脈絡髄膜炎ウイルス・ラッサウイルス・フニンウイルス・マチュポウイルスなどがあり、開発途上国由来の共通感染症を引き起こすウイルスとして知られる。ラッサ熱の自然宿主マストミスは、親子で垂直感染し、感染した子どもの尿からは生涯ウイルスが排出される。マストミスから噛まれたり、排泄物に接触したりすると、ヒトに感染。2008年(平成20年)にアフリカ南部で発生したウイルス性出血熱から、新しいアレナウイルスが同定されている。
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