動物園用語辞典
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域内保全
いきないほぜん「域内保全」とは、またの名を「生息域内保全」と言い、絶滅危惧種に指定されている生き物を守るために、本来の生息地で環境を整えたり、規模を確保したりすることで守り、絶滅することを回避すること。これは、1980年(昭和55年)に「世界保全戦略」で唱えられた。また、いくつかの動物園では、生息域外飼育下繁殖施設を提供しており、生息域内の支援を行なっている。動物を借りることで、動物園内で研究や繁殖を行なうことができ、それが生息域内保全の貢献へとつながっているのである。その一方で、クジラなどの回遊魚や渡り鳥など、長距離を移動する生き物の場合、国境を越えての対応が難しいため、保護地域システムの管理などは困難だ。
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