動物園用語辞典
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5つの自由
いつつのじゆう「5つの自由」とは、別名「動物福祉」と呼ばれており、動物が肉体的にも精神的にも健康で、幸せかつ環境との調和が取れていること。飼育されている動物たちにとって、生理的、心理的、行動的、社会的なニーズを動物自身で満たすことはできない。よって、人間が動物にできる限り、快適かつ苦痛なく生活できるような責任と義務が生じる。5つの自由の基本と言われているのは、ひとつ目が飢えと渇きからの自由、2つ目が不快からの自由、3つ目が痛みや傷害・病気からの自由、4つ目が恐怖や抑圧からの自由、5つ目が正常な行動を表現する自由だ。この5つの自由は、1960年(昭和35年)代にイギリスで定められ、家畜のみならず実験やペットの動物など、飼育されるすべての動物への基本福祉として、世界で認められている。
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