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  • 咽頭歯
    いんとうし

    「咽頭歯」とは魚類の咽頭部にある、咽頭骨と呼ばれる骨格上に生えている歯のこと。コイ科の魚類などでは口腔内に歯を持たないが、代わりに咽頭歯が発達しており、丸呑みした貝や甲殻類などを咽頭歯で砕き割って食べることができる。コイ科の魚類の咽頭歯は、成長するにしたがって繰り返し歯を交換していくという特徴を持つ。成魚になるとある程度咽頭歯の形が決まるため、歯の配列や本数や形によって種を見極めることができる。魚類の化石は一般的に破損しやすく完全な状態で見つかることはほとんどないが、日本を含む東アジアで咽頭歯が化石として多く出土されており、保存状態がよければ種の特定までできるため、古環境を考える上での重要な材料となっている。

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