動物園用語辞典
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ウエストナイル熱
うえすとないるねつ「ウエストナイル熱」とは日本脳炎ウイルスと同じフラビウイルス属のウエストナイルウイルスを病原とする感染症のこと。主にカラス、カケス、サギ類などの野鳥に感染し、野鳥の胎内で増えたウイルスが蚊によって媒介され人も感染を起こす。1990年に米国で流行したことで注目されるようになり、2007年4月より鳥類に属する動物が感染を起こしていることを確認した獣医師は、情報を届け出なければならない伝染病として指定された。人がウエストナイルウイルスに感染した場合は、約80%の人は無症状である。発症した場合は発熱や頭痛、筋肉痛、倦怠感などの症状が出るが、1週間ほどで回復する。麻痺や痙攣などの症状をおこす重症者は、感染者の約1%で高齢者の比率が高い。
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