動物園用語辞典
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エアロック
えあろっく「エアロック」とは、気圧差がある空間どうしをつなぐ装置のこと。大気圧の空間から実験動物や器具を出入りさせる際に用いる。動物実験施設でエアロックを使う場面は、2通りある。1点めは、動物の常在菌や人獣共通病原体に汚染されていない条件をSPF(Specific Pathogen Free)と呼ぶが、施設への搬入・搬出時にSPFの状態を維持したいとき。2点めは、病原体に感染した動物を用いる実験で、飼育施設と一般の実験室を隔離したいときだ。実験動物施設は病原体の危険度によって4段階に分けられるが、危険度3からエアロック式の2枚のドアで隔離されることになっている。エアロックのある部屋では、高性能の空気清浄フィルターであるHEPAフィルターが使われ、気圧の調整を行なっている。
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