動物園用語辞典
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オウム病
おうむびょうオウム病とは、「感染症と予防及び感染症の患者に対する医療に関する法」で四種感染症に指定される、人と動物が感染する人獣共通感染症。病原体はオウム病クラミジアで、感染した宿主の細胞内に侵入し増殖する微生物だ。感染経路は病鳥の排泄物からの吸収が主であるが、口移しの給餌などで感染することも。人に感染した場合、オウム病の潜伏期間は1〜2週間で38度以上の発熱が多く、頭痛や倦怠感、関節痛などインフルエンザに類似の症状が挙げられる。鳥の症状としては、運動量の低下、食欲減退、体重減少などを発症することになり、糞には大量の病原体が混ざるため注意が必要。オウム病は「クラミジア病」「ミヤガワネラ病」「オウム熱」と呼ばれることもある。
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