動物園用語辞典
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カイギュウ目
かいぎゅうもく「カイギョウ目」とは、海で生きる哺乳類動物の分類名のこと。ジュゴンのみの「ジュゴン科」とアメリカマナティーとアマゾンマナティーとアフリカマナティーの「マナティー科」に分類されている。どちらも、熱帯と亜熱帯の生息地域に限局されており、そこの沿岸と河川の水草を食べて生活。ジュゴン科は、体形が少し小さくて細身で、鼻面が下向き。そして胸鰭には爪が無く、尾鰭には切れ込みがあるのが特徴だ。一方マナティー科は、ずんぐり体形で下から見ても幅広い生物である。鼻の穴はジュゴン科より前方にあり、胸鰭には爪が存在している。尾鰭は、丸くて平べったいのが特徴。共通点としては、がっしりとした身体と丈夫で厚く体毛がほとんどない皮膚、肉付きの良い鼻づらの上端と先端に一対の鼻孔があり、耳介がないところである。
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