動物園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
ガルシア効果
がるしあこうか「ガルシア効果」とは、特定の食物を食べたあと、気分が不快になったり、腹痛や吐き気などの体調不良を起こしたりしたことを記憶する行為を言う。別称「味覚嫌悪学習」。人間や動物は食べ物の食感や匂い、味を記憶することができる。そのため食べ物に好き嫌いが発生。動物の味覚による記憶は、人間のそれよりも優れており、例えば野生の動物は毒性のある食物の匂いを記憶し、本能的に避ける傾向にある。あるいは身体に影響のないものでも苦手な味、匂いは記憶され、治療のための薬物など人工物を食べ物に混ぜて動物に与えると、始めは食べたものでも次回は食べなくなるといった行動が見られる。この効果を発見した学者のガルシアの名前を取って、ガルシア効果と呼ぶ。
全国から動物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の動物園を検索できます。