動物園用語辞典
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牛海綿状能症
ぎゅうかいめんじょうのうしょう「牛海綿状脳症」とは、「BSE」とも呼ばれる牛の病気の一種である。牛がBSEブリオンの病原体に感染すると、牛の脳組織がスポンジ状となり、異常行動や運動失調を起こし、死亡する。かつてBSE感染した牛の脳や脊髄が、餌の原料に使われており、他の牛へBSE感染が広がった。2001(平成13)〜2009年(平成21年)までに、日本でも36頭の感染牛を発見。以降、牛の脳や脊髄組織を家畜の餌への使用規制が行なわれ、2013年(平成25年)、「牛海綿状脳症」の発生は世界で約37,000頭から7頭へと激減する。日本でも、2003年(平成15年)からはBSE発生は確認されていない。BSEは、他の感染症の様に、空気や飛沫感染しないため、鶏インフルエンザのように集団発生する感染症ではない。
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