動物園用語辞典
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くる病
くるびょう「くる病」とは、日光浴不足や栄養不足、免疫力の低下などによって体内でビタミンDが欠乏したり、カルシウム、リンが不足したりすることで引き起こされる病気で、「骨軟化症」とも言う。カルシウムが骨に沈着するのを助けるビタミンDが不足することで、骨の軟化がおこり、関節が膨らんだり、足の変形が生じたり、痛みによって足を引きずるなど歩行障害が出てくる。治療方法としては、ビタミン剤やカルシウム剤の投与を行ないつつ、経過を観察。基本的には、栄養不足と日光浴不足が原因である場合が多く、治療方法と予防法ともに、不足している栄養を補い、適切に日光を浴びることが求められる。くる病は、人間だけでなく動物の間でも生じるが、動物の場合、紫外線ライトの設置などの対策を取ることもある。
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