動物園用語辞典
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行動展示
こうどうてんじ「行動展示」とは、動物を人間の意思通りに動かすことなく、自然な行動のままに展示する手法のこと。一般的な動物の展示は、檻、空間の扱い方によって人間が観察しやすいように展示されることがある。例えば種類ごとに園舎として分けられた「分類学的展示」、アフリカなどの高原を模して、生態そのままに異種混合で飼育される「地理学的配置」、「生態的配置」などがある。これらの展示によって観察しやすく、動物の環境ストレスの軽減がなされたが、動く動物が見られにくいなどのデメリットもあった。一方、行動展示を用いた例のひとつとして、従来方法のペンギンの展示では陸地や水上の観察が殆どだが、潜水し捕食するペンギンの姿を見られるように水槽展示にするという手法が採られた。
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