動物園用語辞典
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抗不安薬
こうふあんやく「抗不安薬」とは不安やあせり、恐怖を落ち着ける効果のある薬のこと。精神薬のひとつとされており、精神薬は「トランキライザー」、中でも抗不安薬は鎮静効果が比較的穏やかな「マイナートランキライザー」と呼ぶ。動物における抗不安薬は、ペットなど一般家庭で飼育される動物から、動物園など専門施設で飼育される動物などにも幅広く使われる。抗不安薬が必要となるケースの一例として、ペットの問題行動が挙げられる。犬は本来群れをなして行動する動物であり、一匹で行動する耐性がついていない。ペットと過ごす生活環境は家庭内によって異なり、一定条件を続けることは困難を極める。飼い主の引越しや死去などで犬が孤独を感じ、問題行動を繰り返したことによって精神疾患と診断されると、抗不安薬を用いた治療を行なう場合がある。
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