動物園用語辞典
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国際血統登録
こくさいけっとうとうろく「国際血統登録」とは、絶滅の危機にひんした種や亜種を対象とした、最新の正確な血統情報を維持する目的で、飼育下の個体を登録することを指す。世界動物園水族館協会(WAZA)は、飼育下にある約150種の希少動物に対し「国際血統登録」を実行・管轄。適切な人物を担当者として指名し、近親交配による遺伝子の劣化を防ぐなど、種の保存に働きかけている。生息地では絶滅し、動物園や水族館においてのみ生き残っている野生生物も存在(シフゾウ、モウコノウマ、ヨーロッパパイソン、アラビアオリックス、カリフォルニアコンドルなど)。日本国内では、ニホンコウノトリ、タンチョウ、ニホンカモシカ、マナヅル、ナベツルの5種が「国際血統登録」である。
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