動物園用語辞典
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個体識別
こたいしきべつ「個体識別」とは、主に動物園での個体管理のために、動物1体ごとに識別を行なうこと。同じ種の動物内で1体ずつ識別するにあたって、体の大きさや傷などといった時間の経過とともに変化する可能性のある外見上の特徴の違いに頼ることは正確性に不安が残る。そこで、識別の精度向上のため様々な方法が考案されてきた。例えばマイクロチップによる識別。番号やアルファベットなどのコードが内蔵されたマイクロチップを動物の体内に入れ、電磁波の出る専用リーダーで読み取るという手法である。国内の動物園ではアメリカのトローバン社製造の物を使うことが多い。着用部分が耳であることから一部の動物が自ら外してしまう可能性のある「耳標」よりも有用な手段として認識されている。
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