動物園用語辞典
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サルモネラ菌
さるもねらきん「サルモネラ菌」とは、腸内にいる細菌のこと。グラム陰性の桿菌(かんきん)で、腸内細菌科サルモネラ属の細菌だ。サルモネラ菌は多数の鞭毛(べんもう)を持ち、腸内に留まる。サルモネラ菌には多くの種類があり、ネズミチフス菌、腸チフス菌、ゲルトネル菌、パラチフス菌などがある。サルモネラ菌を保有しているのはブタ・ニワトリ・イヌ・ネコ・淡水魚・爬虫類(はちゅうるい)・カメ・昆虫など。人への感染経路は、主に食品。サルモネラ菌に汚染された肉・卵・乳製品などを口に入れることにより、感染する。潜伏期間は8〜72時間で、強い吐き気や腹痛、下痢や発熱などを引き起こす。症状は4〜7日ほど続き徐々に落ち着いてくるが、症状が重い場合は命を落とす危険性がある。
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