動物園用語辞典
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飼育下繁殖
しいくかはんしょく「飼育下繁殖」とは、ある生き物を人間の管理のもとで飼育・繁殖すること。飼育下繁殖の目的とは、滅びる危険性がある生き物の絶滅を回避することや、データの収集及び解析などである。飼育下繁殖を行なった生き物の例としては、ツシマヤマネコやナゴヤダルマガエルなど。特にツシマヤマネコは、1995年(平成7年)に「ツシマヤマネコ保護増殖事業計画」が農水省・環境省において策定され、飼育下繁殖に取り組むことが決められた。ナゴヤダルマガエルの場合は、生息地が事業開発によって消滅することになったため、緊急避難的に飼育下繁殖を行なった。飼育下繁殖の方法は、生き物によって異なる。カエルなどの場合は飼育下繁殖用の水槽を用意して飼育下繁殖を行なう。
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