動物園用語辞典
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ジオ・ズー
じお・ずー「ジオ・ズー」とは、動物たちが生息している地域ごとに、種別関係なく一緒にして展示をする方式のこと。地理的展示方式や、地理学的展示とも呼ぶ。アフリカの動物はアフリカ園に、アジアの動物ならアジア園にと、地域ごとに分けられて展示される。例えばキリンやシマウマ、ダチョウなど種別の異なる動物たちが、同じ放飼場で混合して展示されていることが挙げられる。かつて第一次世界大戦で動物園が衰退、停滞した時期があった。大戦後、動物園の再建期を支えた業績のひとつに、ジオ・ズーが挙げられる。1928年(昭和3年)ミュンヘンにある動物園で、この方式を取り入れて再開した動物園があり、こちらの方式を源にして今日のジオ・ズーが形作られている。
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