動物園用語辞典
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湿度管理
しつどかんり「湿度管理」とは、空気に含まれる水蒸気の量を比率で表して管理すること。動物園で飼育されている動物は、種類によって温度、湿度管理が求められる。例えば東南アジアの水辺の多い森林地帯に分布する、世界最大のアミメニシキヘビや、アルマジロトカゲのように、南アフリカ共和国の乾燥地帯で暮らす爬虫類など、温度と湿度の管理をして飼育する必要がある生き物が飼育されている。日本の気候に対応していない体質の動物には、適正な温度と湿度管理が求められるため、飼育するうえで大切なポイントだ。一例に、絶滅危惧のヘサキリグガメは、飼育下での繁殖の際には、適切な温度と湿度の管理を整えた環境で行なわれる。ヘキサリクガメの繁殖に関しては、年間を通じて日長時間、気温、湿度などの環境を整えてメスが発情するところからはじまり、孵化器内でも適正な温度と湿度管理が求められる。
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