動物園用語辞典
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種差別
しゅさべつ「種差別」とは、生物種による差別である。別名スピーシシズムと呼ばれる。1973年(昭和48年)に心理学者のリチャード・ライダーが作った用語。人間とは種が違うことを理由にして、人間に対する態度と異なった扱いをすることを正当化する態度のことを指す。種差別は、人種差別・性差別などのように無意味で根拠のないものという問題と同じである。動物も人間の基本的人権の尊重のように、人間から虐待を受けることなく自然のままに動物らしく生きる権利を持っている。すべての生き物が等しい条件で地球に生きる必要があり、自然界のバランスを人間の身勝手な行為によって破壊してはならないということ。動物が人間とは異なる能力・特性・姿形を持つことを、差別し支配することなく、尊重することが求められる。
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