動物園用語辞典
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順位制
じゅんいせい「順位制」とは、動物の個体群の中で個体間に見られる序列のこと。同じ種類の集団の個体間には強弱の区別があるので、個体間に順位が生じる。個体群の中では闘争行動の減少で一定の秩序が守られることになる。順位が決まった個体群は、鳥類や哺乳類など中枢神経系の発達した動物に多い。1913年(大正2年)に、集団生活するニワトリは直線的な社会的順位があると発表された。上位のニワトリは、下位のニワトリをつつく。そのつつかれたニワトリは、さらに下位のニワトリをつつくので、一直線の順位が確定する。最上位のニワトリになると、集団内のすべてのニワトリをつつき、最下位のニワトリは集団内すべてのニワトリからつつかれることになる。
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