動物園用語辞典
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消化器系
しょうかきけい「消化器系」とは、口から肛門まで続く体内器官を総称したもの。ほとんどの生物にはこれらが備わっている。食物の摂取から分解、栄養の吸収、排泄までを行なう。生きる環境によって消化器系の機能や数も変わっており、例えば人間では消化器系のひとつである胃がひとつであることに対し、ウシは4つと数が違う。また同じ胃の機能として、人間は胃液によって食べ物の消化を行なうが、ウシは4つの胃のうち、ひとつしか胃液を備えた機能を持たない。他は微生物による働きや消化段階に応じて、使う胃が分かれる。人間の盲腸は他器官に比べて小さく、腸内環境を整える働きがあるが、ウサギやモルモットなどの小型草食動物は体格に対して盲腸が大きく発達しており、これも餌を消化するために発達したとされている。
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