動物園用語辞典
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人獣共通感染症
じんじゅうきょうつうかんせんしょう「人獣共通感染症」とは、同じ病原体が原因で人にも動物にも感染する感染症のこと。英語ではzoonosis(ズーノシス)と呼ぶ。対象の動物となるのは、飼育されている動物や獣類に限らず、爬虫類や鳥類などの、様々な種類の野生動物や、実験動物。共通感染症なので、人間から動物に感染してしまう恐れもある。主な人獣共通感染症には、細菌性のもの(ブルセラ症、サルモネラ症、結核、赤痢、リステリア症、カンピロバクター症など)、ウイルス性のもの(日本脳炎、マールブルグ病、ラッサ熱、黄熱、狂犬病など)、真菌性のもの(皮膚の真菌など)、外部寄生虫によるもの(ニキビダニ症、ハエ幼虫症など)などがある。動物から人間への感染を防ぐには、治療や隔離、消毒などの処置や、予防接種などを行ない、海外からの侵入を防ぐことも重要だ。
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