動物園用語辞典
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睡眠病
すいみんびょう「睡眠病」とは、別名「African trypanosomiasis」(アフリカトリパノソーマ症)と言い、トリパノソーマ・ガンビエンスとトリパノソーマ・ローデシエンスという虫によって引き起こされる、急性または慢性の感染症のこと。慢性型になると、中枢神経系が侵されてしまい、昏睡状態から死に至ることから、睡眠病と言われている。サシバエというツェツェバエの一種に血を吸われることで感染してしまう。睡眠病は主にアフリカ大陸で起こる病気で、潜伏期間は10日〜3週間にも及ぶ。しかし症状として現れるのは、場合によって2〜5年もかかる。症状は1期、2期と分かれており、1期ではリンパ節腫脹や発熱が特徴的で、2期では脳炎や髄膜炎などが見られる。重篤化してしまった場合には、昏睡したのち死に至ってしまう。
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