動物園用語辞典
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生息域外個体群管理
せいそくいきがいこたいぐんかんり「生息域外個別群管理」とは、主に絶滅危惧種に指定された生物など、自然環境の生息している個体数とは、別の場所で、飼育繁殖を行なうこと。生息域外において保存されている個体(個体群)を可能な限り野生の自然環境へ復帰できるよう資質を保つように管理するのが目的。「生息域外個体管理」の飼育、栽培するなかで繁殖させる場合、繁殖に提供できる個体数が少ない場合もあり、種によっては近親交配による近親弱勢が認められる。近親交配を避けるため、飼育、栽培している個体の遺伝子分析を行ない、集団内の遺伝子多様性を確認する方法がある。主に、鳥類や哺乳類等において「飼育下個体群」のなかで個体ごとに血統が分かっているものに関しては、個体群管理ソフトウェア等を利用して血統管理を行なう。
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