動物園用語辞典
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接合子
せつごうし接合子とは、2個の配偶子が接合した結果生まれた1個の細胞のこと。接合胞子とも言う。ほぼすべての動植物は、この接合子からはじまる。2個の配偶子とは精子と卵子のことで、合体してできた受精卵も同じく接合子だ。アオサ類などのように浮遊する雄雌の配偶子が合体してできた細胞も該当する。接合子の遺伝子は、精子と卵子から半分ずつが合体してできている。ヒトの場合、この接合子は約30時間後に2つに分裂。この2つは全く同じ遺伝子をもつので、たとえ引き離されてもそれぞれの個体として存在可能だ。一卵性双生児その例で、ひとつの接合子が2つに分裂して胚ができることで生まれる。人間に比べ自然界で一卵性双生児が生まれる確率が低いとされ、その原因はひとつの胎盤の中に2つの個体が存在すると、それぞれの個体へ行き渡る栄養分が少なくなるからではないか、と言われている。
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