動物園用語辞典
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第二胃
だいにい「第二胃」とは、反芻類(はんすうるい)が持つ胃空間のひとつの名称。料理で提供される牛の場合、第二胃のことを別名「トリッパ」や「はちのす」と言う。反芻類がもつ胃空間の名前は、第一胃から第四胃まで存在。それぞれの胃空間は異なった働きをする。反芻類の動物とは、シカ科・キリン科・ウシ科などである。第二胃の主な役割は、微生物による消化。この微生物は「共生微生物」と呼ばれ、宿主の能力では消化できない物質を、ビタミン類と合成したり分解したりする。また、共生微生物の中には栄養を宿主に寄付しているものも。第二胃で微生物による消化が行なわれた後は、もう一度口に戻され咀嚼され、その後に食道溝を通り第三胃へと送られる。
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