動物園用語辞典
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地域収集計画
ちいきしゅうしゅうけいかく「地域収集計画」とは、目的や行為が野生動物や環境保全に役立つものかを判断基準とし、生きた動物に関する情報を収集するため、立案された計画のこと。動物園の場合、収集資料の大半は生きた動物だ。かつて、動物園での収集計画の方法は、園単独で立案から実施まですべてを行なっていたが、自然環境の悪化や、野生動物の激減に伴い、収集計画の有り方が問われている。そのため、動物園では世界動物園機構と連携した、収集活動を行なう動きが活発化。動物園での収集対象は、生体資料、非生体資料に大別できる。各地の動物園は、動物を生息地外の1個体群として考え、原則的に各園が収集計画を立てる。しかし、収集類の選択や血統調整などは、各動物園間での協同作業として行ない、収集計画を策定しなければならない。
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