動物園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
展示の分類
てんじのぶんるい「展示の分類」とは、動物園において動物をどのように来園者に展示するかの展示方法による分類のこと。主に「種の展示」「群れ展示」「混合展示」「混合パノラマ展示」などがある。「種の展示」とは単独の種をひとつの展示場で観察できるようにしたもの。体の構造など形態的な観察に向いている。「群れ展示」とは単独の種を1ペア以上の群れで展示する方法。動物の社会性を観察できる利点があり、ペンギンやニホンザルで行なわれている。「混合展示」とは種別の異なる複数種類の動物を同じエリアで観察できるようにしたもので、サファリパークなどで見られる展示方法だ。動物同士の関係を観察でき、教育的効果が高いとされる。一方で種同士の餌の取り合いや攻撃などが発生する可能性もある場合は「混合パノラマ展示」が採用されるが、これは複数の種が同じエリアに生息しているように見せることができる展示方法で、間を柵やモートで見えないように仕切ることで可能となる。
全国から動物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の動物園を検索できます。