動物園用語辞典
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道具的条件付け
どうぐてきじょうけんづけ「道具的条件付け」とは、環境に対して自発的に行動を起こす仕組みを説明した理論である。別名「オペラント条件付け」または「古典的条件付け」と言う。トレーニングをする動物が行動を起こした直後にご褒美を与えると、その行動を頻繁に行なうようになること。自発的な行動とその前後の出来事による関係性からの現象の説明だが、行動そのものがご褒美を得るための道具だと考えるので道具的条件付けと呼ぶ。行動主義・行動分析の基盤となる考え方だ。例えば、ゾウに対してターゲットを利用した道具的条件付けを行なう際に使用するのは、リンゴやニンジンなど。ホイッスルやクリッカーがターゲットとなり、何度も鳴らして、ゾウにご褒美を与える。これを繰り返すことで、無意味だった音に対してご褒美が貰える情報へと変化するのである。
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