動物園用語辞典
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トキソプラズマ症
ときそぷらずましょう「トキソプラズマ症とは」、トキソプラズマという原虫により、ヒトを含む哺乳類や鳥類など、ほとんどすべての温血脊椎動物に起こる感染症のことである。特にネコは最たる媒介動物として知られ、全世界のネコがいる地域に原虫が存在すると言われている。感染率は国や地域で異なり、フランスやブラジルでの感染率が高い。感染した場合の症状は動物種によって違いがあるが、ヒトが感染しても症状が出ない場合がほとんどである。免疫不全者が感染すると筋力低下や昏睡など重度の症状が生じることもあるため、注意しなければならない。また、妊婦が感染すると流産や周産期死亡、新生児の視力障害や脳性麻痺などにつながることがあるため、汚染した糞や感染源との接触を避ける方が望ましい。
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