動物園用語辞典
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豚丹毒
とんたんどく「豚丹毒」とは、感染によっておこる豚の病気のこと。しかし、豚丹毒は豚のみならず人間含む動物にも感染しうる感染菌のひとつとされている。国内では毎年発生している病気で、動物では豚だけでなくイノシシやひつじをはじめ、アヒル、ニワトリなどの鳥類にも感染するので注意が必要。主な感染は、経口感染が多くみられるが、傷口からの感染もある。豚の場合も、一見健康な様子に見えるが、リンパや腸、胆嚢(たんのう)などに菌を持っている場合があり、その豚の糞や尿などの排泄物に菌が入り、周囲にまき散らし感染してしまう。病気の感染を防ぐためには、ワクチンが有効。生後まもない子豚のときから受けることができる。一度感染すると、拡大が早く、感染が弱まるのに時間がかかる病気である。
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