動物園用語辞典
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日周期活動
にっしゅうきかつどう「日周期活動」とは、およそ24時間の周期で変動し、その周期のリズムが光パルスや暗パルス(パルスとは、短時間に生じる振動現象または波長のこと)によりリセットされる生理現象のこと。「概日リズム」、「サーカディアンリズム」、「日周リズム」、「日内変動」などとも呼ぶ。脳波やホルモン分泌、細胞再生など多くの生命活動に日周期活動が存在し、食事や睡眠をとるパターン決定の際に重要となる。動物には、時計の役割を果たす機構が内在されており、光のない完全な暗闇の中でも、およそ24時間の周期で睡眠と覚醒のサイクルを繰り返す。このリズムをもたらすものを、「生体時計(体内時計)」と呼ぶ。この生体時計の周期は完全に24時間とぴったり一致するわけではない。そのため、完全な暗闇の中で長期間飼育を行なうと、周期が24時間より短い場合は日々のサイクルが前進し、長い場合は後退する。
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