動物園用語辞典
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白班病
はくはんびょう「白斑病」とは、皮膚病のひとつ。皮膚のメラニンが異常を起こし、色素が破壊されて消失し、斑点状に白くなる。人間、動物ともに見られ、非常に稀な症状として知られている。白斑は、健康に成長した人間や動物にも見られ、軽度であれば見逃されることも多い。白斑の範囲が広い、増幅している場合には白斑病とされ、通常とは異なる意味も込めて「尋常性白斑病」とも呼ばれる。白斑病の症状の現れによって三種類に分けられ、一部の限られた場所に白斑があると「限局型」、広範囲にわたる白斑は「汎発型」、皮膚の神経が通る場所に沿うように白斑が現れるものを「神経分節型」と呼ぶ。白斑病として多い症例は汎発型である。色素が消失したことにより、白斑の部分だけ日光に弱くなるという症例があるものの、白斑病によって健康上問題が起こることはない。
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