動物園用語辞典
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ハト目
はともく「ハト目」とは、鳥網の1目のこと。ハト目はサケイ亜目とハト亜目に分けられる。サケイ亜目にはサケイ科が属し、ハト亜目にはドードー科とハト科が属す。ハト科は樹上生活に適応し、卵の色は隠蔽色でない。サケイ科は、地上性で地面に営巣する。昔からサケイ科とハト科の類縁関係には疑問を挟む人が少なくない。サケイ科の骨格や解剖学的特徴はハト科にいちばん近いが、飲水行動や飲水行動以外の行動学的特徴にも違いがあるため、両者に類縁関係があるとする説と、サケイ科はチドリ目に入れるべきだとする説がある。世界には約300種のハトがいるが、日本で多く見られるキジバトやカワラバト(ドバト)はハト目ハト科で、草食性であるが時には小さい昆虫も食す。
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