動物園用語辞典
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プロラクチン
ぷろらくちん「プロラクチン」とは、脳下垂体前葉で産生され分泌されるホルモンのことである。乳腺刺激ホルモンで、主に哺乳類の乳腺を発育させたり、乳汁の分泌を促したりする作用を持つ。発情期の前後は、卵巣や脳から様々なホルモンが分泌される。その後排卵したのち、プロジェステロンが活発に分泌され、その影響から妊娠していなくてもしていても子宮は妊娠時と同じ状態に。その後、プロジェステロンの分泌低下後に「プロラクチン」の分泌が増加。「プロラクチン」の影響を受けることで、妊娠していなくても乳汁の分泌や妊娠時における巣作りなどの行動を起こす偽妊娠が起こる。この偽妊娠が長く続く場合に、プロラクチンの分泌量を低下させる治療を行なうことがある。
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