動物園用語辞典
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糞食 (排泄物)
ふんしょく (はいせつぶつ)「糞食 (排泄物)」とは、ウサギ類などに見られる性質で、排泄物である糞を食べるという行動のことである。ウサギ類は、軟糞と呼ばれる特殊な糞と、硬糞と呼ばれる通常よく見られる糞の両方を食べる性質を持つ。どちらも肛門に直接口を付けて食べるが、軟糞は咀嚼せずそのまま飲みこむのに対し、硬糞はしっかり咀嚼して食べるのが特徴。軟糞は、ウサギ類にとって生きていくうえで欠かせないものである。食物が体内で発酵してできた軟糞には、たんぱく質やビタミンが豊富に含まれている。ウサギ類にとって重要な栄養源だ。硬糞は、発酵に適さない食物の粗大片が体外から排出されたものなので、よく咀嚼することにより体内で発酵しやすい状態に変えている。
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