動物園用語辞典
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防護的接触
ぼうごてきせっしょく「防護的接触」とは、野生動物から農作物や自らの命を守るために接触を図るもの、動物感染症などの脅威を人間に脅かさないために接触を図るものである。前者は接触を図ることもあるが、殆どは動物との接触を避けるための対策を敷く場合が多い。野生動物によって引き起こされる害から、人間の生活を守るために、防護柵などを設置する場合がある。柵は近寄らせないために、驚かすための音が鳴る工夫がされている物もあり、あるいは電気を通した電気柵を使用することも。後者では、動物感染症の実態を調査するために防護服などを身に着けて、発症が疑われる個体の研究や病気の原因を調べる。この接触によって新たな感染症の発見や、ワクチンの開発につながることもあるが、人間にも影響が及ぶ可能性があるので注意が必要だ。
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