動物園用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
ホモ接合体
ほもせつごうたい「ホモ接合体」とは、同じ対等遺伝子を持つもの(同型接合)のこと。遺伝子学においてAAまたはaaのように、2倍体生物のある遺伝子座が、同じ対立遺伝子からなる状態を指す。また遺伝子座がAaのように異なる対立遺伝子を持つ遺伝子型(異型接合)をヘテロ接合体と呼ぶ。例えば人間の場合、A型、B型、O型のうち、遺伝子型がAA型やBB型OO型など「2つの遺伝子が同じ場合」をホモ接合体、AB型やBO型など「2つの遺伝子が違う場合」はヘテロ接合体となる。遺伝子型がホモでは、その個体の配偶子はホモ接合体になる。逆に遺伝子型がヘテロ接合体の場合、配偶子は異なる接合体に。実験に使用されるマウスは、すべての遺伝子座がホモ接合体になった個体群になるよう、同じ親から生まれた兄弟同士の交配が行なわれる。近交配を繰り返すにつれ、計算上、40世代目に99.98%がホモになる。
全国から動物園を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の動物園を検索できます。