動物園用語辞典
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麻酔銃
ますいじゅう「麻酔銃」とは、動物の生命を維持しながらも捕獲するため、または治療の際に使う銃のこと。銃弾の代わりに麻酔効果が得られる薬剤を含んだ針(注射器)が発射される。麻酔銃はガス圧によって発射され、注射器はアルミニウム製であるものが一般的で、ライフル銃型のものとピストル型のものがある。国内では動物園や広範囲で動物を飼育する農場などで、動物の搬送を主な目的として使用される。麻酔銃の射程距離はライフル型で50〜100m、ピストル型でおよそ3mとなっている。麻酔の効き目も即効性と遅効性に分かれ、状況に応じて使用される。射程目標となる動物の種類によって、効果が正しく得られる麻酔量は異なる。さらに打たれた部位によっても効果にばらつきがあるため、打ち込みには困難が伴う。
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