動物園用語辞典
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幼獣園
ようじゅうえん「幼獣園」とは、様々な動物の子どもたちを同じ施設で同居させて公開したものである。1933年(昭和8年)、上野動物園でライオンの赤ちゃんが誕生し、当時上野動物園の園長であった古賀忠道が設立。ライオン以外にはキツネ、クマ、イノシシ、ヤギなどの子どもたちを同じ施設内での展示を試みた。種類の異なる動物の子どもが一緒に生活している姿を見られるので、とても評判がよく動物園の人気を上げるきっかけに。しかし2ヵ月ほどでライオンが成長し、企画は取りやめになった。幼獣園のコンセプトは、こども動物園とは異なるが、古賀園長の考えでは動物園と子どもは結びつきがあったとされる。幼獣園が設立された15年後、戦後どこよりも先駆けて上野動物園に子ども動物園を開園したことが物語っている。
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